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き い ち

秋田逃亡記

「人の誘い(思い付き)にすぐ乗っかり」「簡単に車を出してしまう」自分に生きづらさを感じることがある。

Y「なんか風呂入りたくない?」「いいね~」→箱根に出発(片道1時間半)

Y「なんか腹減ったから昼飯食わない?」「いいね~」→海ほたるに出発(片道1時間)

Y「ちょっと軽井沢行かない?」「いいね~」→軽井沢に出発(片道4時間)

これら一連の流れ(誘われてから出発まで)が、たった数分のうちに行われていることがまた恐ろしい。

そして車内の助手席には、言い出しっぺのくせに背もたれを160°ほど倒しこちらの顔色をにやにやチラチラ伺いながらビールをチビチビしているYがいる。

Yがいる。

というか、俺の生きづらさの元凶はこいつではないかとの疑念を感じている今日この頃だ。

そんな彼とこの間、秋田の秘湯に行くことになりました。(今回は車ではなく新幹線で)

ただただ「夜勤明けにいい風呂に入っていい酒を飲む」との目的しかありませんが、これが僕たちの編み出した夜勤明けの解放感・快楽を最大に引き出す随一の方法なのであります。

夜勤を終わらせ東京駅に12:00頃到着。

昼食を取るために駅構内タイ料理屋に入るものの、犬猿の仲にあるパクチーと今回も和解できず。

「なぜ日本の首都にきてタイ料理を食べているのでしょう。」と自分たちの愛国心のなさに壮大な怒りを覚えながら現地へ向かう羽目になりました。

東北新幹線の中ではパクチーの忌々しい記憶を消すかのようにビールとお菓子を食い漁り、意識をなくすように仮眠を取り、3時間ほどで秋田へ到着。お宿に行くためバスに乗ろうとした際に、韓国人と間違えられて英語で話しかけられたこと以外は順調に旅は進み、最終目的地の「妙の湯」へ。

お宿のお食事

お宿のお酒

お宿のきいち営業

(あああしょーもない写真しかない)

山奥ということもあり人よりサルの生息地のような場所でしたが、雪景色が広がる絶景温泉につかり、秋田美人の中居さんに囲まれながらしこたまビールと日本酒を浴びる…。温泉だけに予算を湯水のように使う旅となりました。温泉だけに。温泉だけにね。

すべてにおいて大満足な明け旅行だったのですが、今回の旅の隠れメインテーマ「混浴風呂」は、終始我々の貸し切り状態だったという残念なお知らせも付け加えておきます。

ところで「秋田といえば秋田犬!」ということなのか、観光ポスターやお土産に愛くるしい秋田犬の写真が使用されていることが多かったのです

が、

よくよく見てみると、桶に乗せられて海の上を浮遊させられていたり(島流し?)、顔や体に雪をありったけ塗りたくられていたり、挙句の果てに名物チョコレート菓子のタイトルが「秋田犬の鼻くそ」

愛情表現の形が衝撃的すぎて写真に収めることを忘れてしまいましたが、なかなかおったまげーな扱われ方をしていたわけであります。

鼻くそって……

ちょっと見捨てるのもなんだからということで

2匹の秋田犬を連れて帰りました。

きゃわわわわ

いま僕の鍵のキーホルダーとなり、番犬として我が家を守ってくれています。

これから末永くよろしくね。

それではまた、何かでブログ更新します。

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