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き い ち

初のゲストスピーカーをお招きしました

こんにちは!ヤマグチです。

いやーすっかり報告が遅くなってしまいましたが、今月8日にきいち初のゲストスピーカーさんをお招きいたしました!

お名前は 季子さん!

歌手としてメジャーデビューしていながら、障害者福祉の現場でもバリバリ働かれている方です。(詳しいプロフィールは検索すると季子さんの公式ホームページやウィキペディアがあるのでそちらをご参照ください 笑)

僕たちが季子さんとお話したのは次のようなことでした。

・どうして福祉業界に入ったのですか?

・若手の頃(1、2年目の頃)のエピソード、印象に残っていること

・福祉の仕事は、これからも続けていける仕事ですか?

・仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?

・休日の過ごし方は??

あとは、音楽の仕事と福祉の仕事の共通点とかってあるんですか?みたいなことも聞いてみたりしました。

まず季子さんはどういうきっかけで福祉のお仕事をはじめたのでしょう。。

季子さんは、今まで(音楽をはじめ)好きなことをやってきた 後悔のない生き方をしてきたと言っていました。ゆくゆくは両親の介護のためになればと、そんな思いがまずはあるのだそうです。

また、幼馴染にダウン症のお友だちがいるそうです。友だちにいろいろとお手伝いをする中で、季子さんにとって介助することは何も特別なことじゃない とも言っていました。

僕自身現場の職員として3年目を迎えます。分からないことだらけですが、どちらかというと介助することが「特別なこと」、仕事になっていっている感覚はあります。

もちろん仕事として自覚をもってやることは必要だと思いますが、同時に何か困っている人にお手伝いをするという社会で生きる上で当たり前の感覚を当たり前のものとして持ち続けていたいなと思いました。

仕事をする上で大切にしていることは、心を入れること、愛をもつことだそうです。

たぶん福祉の仕事に限らないと思いますが、心を入れれば入れるほど、仕事はしんどくなっていくような気がします。

季子さんは、「でもそうしないと(愛をもって利用者と接しないと)見えてこないものがある」と言っていました。

相手の気持ちを十分に理解するということはとても難しいと感じる毎日ですが、愛をもって人と接しているかと自問することは自分自身の問題なのでできそうかな と思いました。

また季子さんは福祉の仕事を始めるまでいわゆる業界の「3K」を知らなかったそうなのですが、そのことを利用者さんから聞いたのだそうです。

私たちを支援する仕事って、暗い、汚い、きつい、って言われているんでしょう、と。

利用者のことをまるで考えていない、なんて愛のない言葉だと改めて感じました。

現場の人間として福祉の仕事にそういう側面があることを否定はしませんが、そうだとすれば利用者も支援者も関係なく、人間が生きていくということが決して明るいことだけではなく、暗くてきつくて汚い ということもあるのかな と思ったりしました。

季子さんにとって歌をうたうことも介護することも、どちらも ぬくもり がある行為で、共通点は多いそうです。

そういえば季子さんの音楽は家族のぬくもり・あたたかさがテーマになっているものが多いように思います。(恋愛ソングは私には歌えないと言っていました 笑)

季子さんはアーティストとして紛れもなく表現者だと思いますが、ケアをするということも季子さんにとっての表現の延長線上にあるのかなと思いました。

音楽活動と福祉の仕事という、いわゆる二足のわらじを履かれているわけですが、そのことが互いに良い影響を与え合っているように感じました。

人を相手にする仕事ですから、愛を持てば持つ程、心はすり減っていきます。一つの職場だけでは、ストレスや色々なプレッシャーに押しつぶされそうになる時があります。

それでも私たちは将来を切り拓いていき、専門性も高めていかなければならない。

働いている職場以外にも季子さんだったら音楽の世界があったり、僕たちにはきいちだったり、居場所というか、心のベースをもっていることは福祉の仕事の将来性を考える上でもとても大切なような気がします。

吉祥寺にておいしいクラフトビールを頂きながら、とっても素敵な時間でした。

いやあ、7月に盛大に行われる季子さんのバースデーライブ、今からとても楽しみでございます!

今後も、よろしくお願いいたしまーす!!!

クラフトビールうまし

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